アキラッキーAKILUCKY 無料査定
売却 - ゴミ屋敷の売却|片付けずにそのまま売る方法と片付け費用・買取の流れ【2026】
売却

ゴミ屋敷の売却|片付けずにそのまま売る方法と片付け費用・買取の流れ【2026】

ゴミ屋敷を売ろうと決めた人が最初にすることは、たいてい片付け業者の検索です。売るには空にしなければならない、と思うからでしょう。ところが売り方を2つに分けて並べると、片付けを売主がしなければならないのは仲介のほうだけで、買取では残置物ごと引き渡すのが標準の形になっています。結論から3点にまとめます。

  1. ゴミ屋敷は片付けなくても売れます。仲介では原則として売主が空にして引き渡しますが、買取業者は残置物込みで査定し、処分は業者側の作業になります
  2. 片付け費用は、業者の公表値で見ると間取り別に数万円から20万円台。ただし戸建て丸ごとや特殊清掃が加わる家は、公表値の外側にあり、見積もりを取らないと金額が出ません
  3. 片付けてから売るほうが得になる条件は限られます。片付け費は買取価格から差し引かれますが、自分で払った片付け費が同じ額だけ価格に戻る保証はないからです

どちらが得かは、家の汚れ具合より「片付けた先に仲介で売れる市場があるか」で決まります。まず比較表で、2つの売り方の違いを確かめてください。

片付けてから売るか、そのまま買取か

片付けてから売るか、そのまま買取かのイメージ

💡 この章の要点: 売り方は「片付けてから仲介で売る」と「現況のまま買取で売る」の2つ。費用を先に払うのは前者だけ、価格が高くなりうるのも前者だけです。片付け費と売れる見込みの両方が読めるときに限って、片付けてから売る道が成り立ちます。

比較軸 片付けてから仲介で売る 現況のまま買取で売る
費用 片付け費(業者の公表値で間取り別に数万円〜20万円台、戸建て丸ごとは見積もり)を売主が先払い。特殊清掃が要れば別途 売主の持ち出しは原則なし。処分費は査定額から差し引き(処分費相当の減額)
期間 片付け完了まで売り出せない。その後、買い手が付くまで数か月単位 現況のまま査定・契約に進める。数週間〜1か月程度
手間 業者の手配、立ち会い、貴重品の仕分け、近隣への配慮を売主が担う 貴重品と書類の回収だけ。搬出も処分も業者側
価格への影響 空にすれば通常の中古住宅として売れる。ただし築古なら土地値評価で、片付け費が価格に戻るとは限らない 仲介で売れる価格の7〜8割が目安。処分費はこの引き算の中に含まれ、量が多いほど幅の下側に寄る

「7〜8割」の掛け目の根拠は空き家の買取相場、仲介と買取の手取りの比べ方は空き家の買取と仲介どちらが得かで扱っています。

ゴミ屋敷はそのまま売れるのか

ゴミ屋敷はそのまま売れるのかのイメージ

💡 この章の要点: 答えは売り方で変わります。仲介は原則として売主が空にして引き渡す。買取は残置物ごと引き渡せる。買取業者が現況のまま引き受けられるのは、処分費を原価として査定に織り込むからで、「そのまま」の範囲には貴重品と書類の回収だけが残ります。

仲介で売るなら、原則は空にして引き渡す

「片付けなくても売れる」と聞いて、では仲介でもそのまま売り出せるのかと思う人もいるでしょう。仲介の買主は自分で住む個人が中心で、内見のときに床が見えない家を買う判断はまずできません。契約でも、引き渡しまでに売主が残置物を撤去するのが通常の条件です。

つまり仲介を選ぶなら、片付けは売主の仕事になります。片付けてから売り出し、買い手が付くまで待ち、その間の固定資産税と管理も売主が持つ。ゴミ屋敷のまま仲介で売る道は、ほとんど成立しません。

買取なら残置物ごと引き渡せる

買取では、買主が不動産業者そのものです。業者は買い取ったあとに残置物を処分し、解体するか直すかして再販します。処分費も解体費も業者の原価に入り、その分を差し引いた額が査定として提示されます。

この仕組みがあるから、業者は床が見えない家でも値段を付けられます。片付けの費用と手間を「障害」ではなく「引き算する原価」として扱うからです。訳あり物件全般について同じ理屈を訳あり物件の売却で整理していますが、ゴミ屋敷はその中でも、原価の見積もりがもっとも読みやすい部類に入ります。処分費は量で決まり、量は現地を見ればわかるからです。

「そのまま」の範囲はどこまでか

そのまま、と言っても、何ひとつ触らずに渡してよいわけではありません。引き渡し後は取り戻せない前提で、次のものだけは先に確保します。

  • 権利証(登記識別情報)、通帳、印鑑、保険証券: 手続きに要るうえ、失うと再発行に時間がかかる
  • 現金、貴金属、形見の品: 残置物処分の中に紛れると戻らない
  • 写真、手紙、個人情報のある書類: 処分自体は業者に任せてよいが、抜き取りは自分の手で

家具、家電、衣類、新聞や雑誌の山は、そのまま残して構いません。台所の生ごみや危険物まで残してよいかは業者によるので、査定のときに確かめます。業者に「現況のまま」と伝えて査定を取れば、処分費込みの数字が出てきます。

ゴミ屋敷の片付け費用はいくらかかるのか

💡 この章の要点: 片付け業者の公表値は、間取り別に1R・1Kで3万円台から、3LDKで14〜18万円台から。ただし「〜円から」は最低ラインで、量と状態で上振れします。戸建て丸ごとや特殊清掃が加わる家は公表値の外側にあり、現地見積もりでしか金額が出ません

片付け業者の公表料金

料金を公表している業者の値は、2026年9月時点で次のとおりです。いずれも各社のページに掲載されている「〜円から」の最低ラインで、相場ではありません。

間取り ゴミ屋敷ハンター(税込) 片付け堂
1R・1K 33,000円〜(目安2時間) 3万5,000円〜(2人、1〜2時間)
1DK 44,000円〜 5万5,000円〜
1LDK 55,000円〜 8万円〜
2DK 88,000円〜 10万円〜
2LDK 99,000円〜 14万円〜
3DK 132,000円〜 16万円〜
3LDK 143,000円〜(要現地確認) 18万円〜(4人、5〜8時間)
4DK・4LDK以上 176,000円〜(要現地確認) 22万円〜(5人、8〜10時間)

出典はゴミ屋敷ハンターの料金表片付け堂のゴミ屋敷片付け費用ページです。片付け堂は税込か税別かの表記が確認できていません。ゴミ屋敷ハンターは「物量や作業現場の状況によって前後する場合」があり、リサイクル家電などは追加費用と注記しています。

間取りではなくトラックの積載量で値付けする業者もあります。粗大ゴミ回収隊の公表値では、軽トラック積載で9,800円、1.5tで39,800円、2tで59,800円、4tで80,000円(いずれも税込)です。当メディアの空き家の解体費用で使っている残置物処分費の目安「2t車1台5〜10万円」とも、おおむね同じ帯にあります。

特殊清掃が加わる場合

生ごみの腐敗、動物の糞尿、床にしみ込んだ汚れがある家では、搬出のあとに消臭と消毒の作業が要ります。これが特殊清掃で、片付けとは別の見積もりになります。

料金を公表しているMIND COMPANYの値(税込)では、緊急パックが108,900円、徹底消臭プランが165,000〜605,000円、原状回復プランが275,000〜3,300,000円です。上限が片付け費の10倍を超えるのは、臭いが床下や壁の内部まで入っていると、清掃ではなく解体と再施工になるからです。どこまでの作業が要るかは現地を見ないと決まらず、この費用が読めないことが、片付けてから売る計画の一番の不確定要素になります。

戸建て丸ごとの金額が公表値に載らない理由

上の表を見て、では実家の戸建て丸ごとならいくらか、と当てはめたくなるでしょう。ところが公表値は間取りとトラックの台数で決まる価格で、ゴミ屋敷の実態は間取りでは測れません。同じ4LDKでも、床が見える家と天井近くまで積み上がった家では、搬出する量が何倍も違います。

だから業者は「要現地確認」と書きます。当メディアの訳あり物件の売却で残置物の目安を「屋敷状態の総額30〜100万円超」と幅で書いているのも同じ理由で、この幅の中のどこに自分の家が落ちるかは、見積もりを取るまでわかりません。

自分で片付ける場合の見えない費用

業者を使わず自分で片付ければ、処分費は自治体のごみ収集の範囲に収まります。家財を少しずつ運び出せば、確かにお金はかからない。

ただし、遠方に住んでいれば通うたびの交通費と休日が要り、粗大ごみの予約は自治体ごとに枠があり、家電リサイクル法の対象品は別の手続きになります。数か月がかりになった片付けの間も、固定資産税と管理は続きます。処分費の代わりに時間を払う形になるので、時間に値段を付けて比べないと、安く済んだかどうかは判断できません。

片付けてから売るのと現況買取、どちらが得か

💡 この章の要点: 買取価格は「再販見込み価格から処分費や解体費、業者の経費と利益を引いた額」で、結果は仲介で売れる価格の7〜8割が目安。片付けてから売っても、築古で土地値評価の家なら片付け費は価格に戻らず、持ち出しだけが残ります。片付けてから仲介が勝つのは、空にすれば中古住宅として実需に売れる家だけです。

買取価格の引き算

買取の査定は、およそ次の順で組み立てられます。

買取価格 = 再販見込み価格 −(残置物の処分費 + 解体や修繕などの再生費用 + 販売経費 + 在庫リスクと利益)

引き算の結果が、仲介で売れる価格の7〜8割という目安になります。ゴミ屋敷は処分費の項が大きい分だけ、この幅の下側に寄ります。

この式を見ると、「先に片付ければ処分費の引き算がなくなる」と思うのは自然です。実際、片付けを済ませた家は処分費の項が消えるので、査定額はその分だけ上がります。ここまでは正しい。

問題は、上がる額と払った額が同じかどうかです。業者は処分を自社の手配で行うので、個人が業者に頼むより安く済ませられることが多く、査定で引かれる処分費は、売主が自分で払う片付け費より小さくなりがちです。つまり20万円払って片付けても、査定は20万円より少ない額しか戻らない。この差が、片付けてから買取に出す道を不利にしています。

片付けても価格が戻らないケース

片付け費が価格に戻らない家は、次の3つに集まります。

  • 築古で、買い手が土地としてしか評価しない家: 買取でも仲介でも、建物は解体前提のゼロ評価。中身を空にしても土地値は動かず、解体するときには残置物ごと壊せたはずの費用を先に払ったことになる
  • 特殊清掃が要る家: 清掃費の上限が読めず、払った額が価格に反映される見込みも立たない。買取業者は特殊清掃を再販計画の中で処理するので、売主が先に払う理由がない
  • 売れる保証のない立地の家: 片付けて仲介に出しても買い手が付かなければ、片付け費と待つ間の税だけが残る。最後に買取へ戻るなら、最初から買取のほうが持ち出しが少ない

三つとも、当メディアの空き家の処分で書いた「壊す前に、値段が付くかを確かめる」と同じ構造です。壊すを片付けるに置き換えれば、そのまま当てはまります。

片付けてから仲介で売るほうが勝つ条件

では、片付けてから売る道は捨ててよいのでしょうか。そうとも言い切れません。建物がまだ使え、立地に実需があり、空にすれば通常の中古住宅として売れる家なら、仲介の価格から買取の掛け目分(2〜3割)を取り戻せる可能性があります。片付け費が数十万円で、価格差が数百万円なら、先払いする価値は十分にあります。

この判断に要るのは、片付け費の見積もりと、片付け後に仲介で売れる価格の見立ての両方です。片方だけでは比べられません。買取査定を先に取っておけば、下限の数字が手に入るので、仲介で粘るときの撤退ラインにもなります。

ゴミ屋敷を買取で売る流れ

💡 この章の要点: 買取の流れは、査定依頼、現地確認、貴重品の回収、契約、決済の5段階です。片付けはどの段階にも出てきません。現地確認の前に片付けると、業者が量を見て処分費を見積もれなくなるので、触らずに見せるほうが査定は正確になります。

  1. 査定依頼: 写真、間取り、所在地、固定資産税の課税明細を送る。ゴミの量が写った写真ほど、業者は処分費を正確に見積もれる
  2. 現地確認: 業者が家の中を見て、残置物の量と建物の状態を確かめる。立ち会えない場合は鍵の受け渡しで済ませる業者もある
  3. 貴重品と書類の回収: 査定額に納得したら、権利証、通帳、印鑑、形見の品、個人情報のある書類だけを持ち出す。それ以外は残す
  4. 契約: 「残置物はすべて買主が処分する」「契約不適合責任は免責」の2点が契約書にあるかを確かめる
  5. 決済と引き渡し: 代金の受け取りと同時に鍵を渡す。搬出も処分もその後は業者の作業

期間は数週間から1か月程度が目安です。査定は複数社に頼み、査定書に「処分費」「解体費」が数字で示されているかを見比べてください。「一式」でまとめた査定書は、片付けてから売る道との比較ができません。業者の選び方は空き家買取業者の選び方、買取全体の仕組みは空き家買取とはで扱っています。

相続した実家がゴミ屋敷だったとき

💡 この章の要点: 相続した実家がゴミ屋敷なら、片付けの前に確かめることが2つあります。相続放棄の可能性が残っているなら家財に手を付けない(処分すると単純承認とみなされうる)。売るなら相続登記を先に済ませる。3,000万円特別控除の期限は、片付けに何か月も費やす前に逆算しておきます。

相続放棄を考えているなら、家財に手を付けない

親の家がゴミ屋敷だった相続人がまずしたくなるのは、家の中を片付けることでしょう。借金の有無がわからず、相続放棄を選ぶ可能性が少しでもあるなら、この順番は逆です。

民法921条は、相続人が「相続財産の全部又は一部を処分したとき」に単純承認をしたものとみなすと定めています(保存行為は除く。e-Gov 民法)。家財の処分がこれに当たると判断されると、放棄の道が閉じます。ゴミ屋敷の中身は一見すべてごみですが、骨董品や貴金属が混ざっていることは珍しくなく、価値のある動産を処分したかどうかを後から線引きするのは困難です。

放棄するかどうかが決まるまでは、家財に触らず、片付け業者にも依頼しない。判断の期限は相続の開始を知った時から3か月です。放棄と法定単純承認の線引きは相続放棄で空き家を手放す方法で扱っています。放棄せず相続すると決めてから、売るか片付けるかを考えても遅くはありません。

相続登記を済ませてから売る

相続すると決めたら、名義を自分に移します。売却も買取も、亡くなった人の名義のままでは決済まで進みません。相続登記は令和6年4月1日から義務化され、取得を知った日から3年以内、それ以前に相続した未登記の家は令和9年3月31日までが期限です(法務省 相続登記の申請義務化)。

相続人が複数いれば、共有のままでは全員の合意が要ります。ゴミ屋敷の片付けを誰が担うかで揉めるより、名義を一人にまとめて買取に出し、代金を分けるほうが早く終わることが多い。相続そのものの手順は空き家相続の手順を参照してください。

3,000万円特別控除の期限から逆算する

被相続人が一人で住んでいた家を相続して売るとき、要件を満たせば譲渡所得から最大3,000万円を控除できます(国税庁 No.3306)。期限は相続開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までで、かつ令和9年12月31日までの譲渡です。

ゴミ屋敷でこの期限が効くのは、片付けに時間を使いすぎたときです。自分で少しずつ片付けて1年、仲介で買い手を待って1年、と重ねると、控除の期限を越えてから売る形になりかねません。買取なら片付けの期間が要らないので、期限まで数か月しかない家でも間に合います。要件の細部は空き家3,000万円特別控除にまとめています。

ゴミ屋敷を売るときの注意点

💡 この章の要点: 注意点は4つ。ゴミそのものは物理的な状態なので、隠さず告げたうえで免責特約にしてもらう。人の死があり特殊清掃をした家は告知の対象。自治体のごみ屋敷条例は空き家も対象にしうる。放置すると「多量の腐敗したごみ」が管理不全空家の判断材料になります。

告知は「知っていることを全部」が売主を守る

売主は、引き渡した物件が「種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しない」ときに責任を負います(民法562条)。買取ではこの責任を免責とする特約を付けるのが一般的で、業者が現況を見て買う以上、売主が後から追及されない形に整理されます。

ただし免責特約があっても、「知りながら告げなかった事実」についての責任は免れないと民法572条が定めています(e-Gov 民法)。ゴミ屋敷で告げるべきなのは、ごみの量そのものより、その下にある状態です。床の腐食、雨漏り、水道や排水の故障、動物が住み着いていた形跡。知っていることを全部告げてから免責にしてもらう、という順番は訳あり物件の売却で書いたとおりで、ゴミ屋敷でも変わりません。

人の死があり、特殊清掃をした家は告知の対象

ゴミ屋敷の中で人が亡くなり、発見が遅れた家があります。国土交通省の宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン(令和3年10月8日)は、自然死や日常生活の中での不慮の死を原則として告げなくてよいとする一方、長期間放置されて特殊清掃や大規模リフォームが行われた場合は別扱いにしています。

賃貸では「概ね3年」を経過すれば原則告げなくてよいと書かれていますが、この区切りは賃貸借取引について書かれたもので、売買には同じ区切りがありません。買取業者相手でも告知書に正確に記載します。事故物件としての売り方と相場は、訳あり物件の売却の事故物件の章に委ねます。

近隣と自治体の条例

ゴミ屋敷は、家の中で完結している間は売主の問題ですが、臭いや害虫が敷地の外に出ると近隣と自治体の問題になります。環境省の令和6年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書(令和7年3月)によると、令和2年度から令和6年度の5年間にごみ屋敷の事案を認知した市区町村は672で全体の約38.6%、認知件数の合計は6,054件でした。令和4年度の同じ調査では661市区町村、5,224件だったので、把握される事案は増えています。

条例を制定済みの市区町村は90で、条例が対象とする建物は「居住地及び空き家(同一の条例)」が最多です。空き家だけを対象にした条例を持つ市区町村も5あります。空き家になったゴミ屋敷が条例の外にあるとは限りません。行政の措置として実際に多いのは調査と助言・指導で、罰則や代執行に至った例は少数です。それでも、近隣からの通報で自治体が動き出すと、売却の前に説明と対応が要る状態になります。

放置すると管理不全空家の判断材料になる

「売るまでは置いておく」という選択が費用のかからない選択だとは限らないのは、空き家の処分で書いた通りです。ゴミ屋敷では、その入り口が明文で示されています。

令和5年12月13日施行の改正空家法(国土交通省)で、管理が行き届いていない空き家は「管理不全空家等」として勧告の対象になりました。国土交通省のガイドラインは、管理不全空家等の判断の例として「清掃等がなされておらず、常態的な水たまりや多量の腐敗したごみ等が敷地等に認められる状態」と「清掃等がなされておらず、散乱し、又は山積したごみ等が敷地等に認められる状態」を挙げています。勧告を受けると、土地の固定資産税を最大1/6に減額する住宅用地特例が解除されます(国土交通省 空き家対策リーフレット)。

例示はどれも「敷地等」の状態として書かれています。庭や玄関先までごみがあふれた家は、この例示に近づいていると見たほうがよい状態です。勧告までの流れと解除の方法は管理不全空き家の判定基準、その先の特定空家については特定空き家とはにまとめています。

ゴミ屋敷の買取に対応する業者7選

💡 この章の要点: 片付けずに売る道は、残置物込みで査定する買取業者があって成り立ちます。全国対応で現状のままの買取に強みを持つ業者を中心にまとめました。選び方の基準と査定書・契約書の見方は空き家買取業者の選び方で扱っています。最終的には複数社の査定額と契約条件を比較したうえで判断してください

おすすめ買取サービス比較一覧
順位サービス対応エリア特徴
🥇アキラッキーイチオシ全国47都道府県全国47都道府県対応の空き家買取専門サービス。他社が断る物件も現状のまま買取詳細
🥈株式会社ウィントランス(空き家パス)全国対応空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可詳細
🥉タウンライフ(空き家対策)全国対応複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス詳細
4株式会社ハウスドゥ全国(FC加盟店経由で対応)全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開詳細
5株式会社AlbaLink(アルバリンク)全国対応訳あり物件専門の全国買取業者。難物件のノウハウが豊富詳細
6株式会社カチタス全国130店舗以上全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記)詳細
7株式会社リプライス全国(都道府県別に再生住宅を展開)カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超詳細

11位:アキラッキー

全国47都道府県対応の空き家買取専門サービス。他社が断る物件も現状のまま買取

  • 残置物・廃屋・倒壊リスク・ゴミ屋敷でも現状渡しOK(撤去・解体費はすべて運営側負担)
  • 再建築不可・借地・底地・共有持分・事故物件・相続未登記まで対応
  • 弁護士・税理士・司法書士の3士業と連携し、相続案件もワンストップ
  • 仲介手数料0円・査定相談無料、契約〜決済まで最短数日
  • 問い合わせは公式サイトのお問い合わせフォームから(電話・メールどちらでも受付)
  • 対応エリア:全国47都道府県
会社名アキラッキー(空き家買取専門サービス)
対応エリア全国47都道府県
対応物件残置物あり・廃屋・ゴミ屋敷・再建築不可・借地・底地・共有持分・事故物件・相続未登記 など
費用仲介手数料0円・査定相談無料(撤去・解体費は運営側負担)
専門家連携弁護士・税理士・司法書士の3士業と連携(相続案件もワンストップ)
買取スピード契約〜決済まで最短数日
問い合わせ公式お問い合わせフォーム(電話・メールどちらでも受付)
公式サイト無料査定・相談はこちら

22位:株式会社ウィントランス(空き家パス)

空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可

  • 残置物・古家・農地隣接物件も現状渡し対応
  • 全国47都道府県の取引実績
  • 立会い不要のリモート完結プランも用意
  • 対応エリア:全国対応
会社名株式会社ウィントランス(空き家パス)
対応エリア全国対応
特徴空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可

33位:タウンライフ(空き家対策)

複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス

  • 1回の入力で複数の買取・活用業者に相談可能
  • 売却以外(賃貸・リフォーム・解体)の提案も比較できる
  • 全国対応、利用無料
  • 対応エリア:全国対応
会社名タウンライフ(空き家対策)
対応エリア全国対応
特徴複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス

44位:株式会社ハウスドゥ

全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開

  • FCネットワークでエリアカバレッジが広い
  • 都市部から地方まで査定対応
  • リースバックなど多様な売却プランを比較可
  • 対応エリア:全国(FC加盟店経由で対応)
会社名株式会社ハウスドゥ
対応エリア全国(FC加盟店経由で対応)
特徴全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開

55位:株式会社AlbaLink(アルバリンク)

訳あり物件専門の全国買取業者。難物件のノウハウが豊富

  • 再建築不可・私道・接道なし・事故物件などに対応
  • 全国対応のスケールメリット
  • メディア露出による知名度
  • 対応エリア:全国対応
会社名株式会社AlbaLink(アルバリンク)
所在地〒104-0033 東京都中央区新川1丁目2-10 新川むさしやビル2F
対応エリア全国対応(東京支店ほか)
上場・非上場上場
電話番号0120-683-422
営業時間10:00-19:00
地図

66位:株式会社カチタス

全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記)

  • 築年数の古い中古住宅を買い取り、リフォームして再販する事業モデル
  • 査定価格の提示まで最短3日・現金決済まで最短3週間(公式表記)
  • 年間5,000戸以上を販売する全国ネットワーク
  • 対応エリア:全国130店舗以上
会社名株式会社カチタス
対応エリア全国130店舗以上
特徴全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記)
公式サイト公式サイトはこちら

77位:株式会社リプライス

カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超

  • 中古住宅を買い取り、再生して販売する住宅再生事業が主業
  • 北海道から九州まで都道府県別に再生住宅を展開
  • 国土交通大臣免許(4)第7920号・1996年設立
  • 対応エリア:全国(都道府県別に再生住宅を展開)
会社名株式会社リプライス
対応エリア全国(都道府県別に再生住宅を展開)
特徴カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超
上場・非上場非上場(親会社カチタスが東証プライム上場)
公式サイト公式サイトはこちら

※掲載順は本記事独自の参考評価であり、業者の優劣を断定するものではありません。実際の査定額・契約条件は物件の状況と各業者の判断により異なります。

ゴミ屋敷の売却でよくある質問(FAQ)

💡 この章の要点: 「片付けてから」「自分で少しずつ」「近所に知られる前に」は、どれも順番としては後ろに回したほうがよいものです。現況のまま査定を取れば、片付け費と売れる見込みの両方が数字で手に入ります。

ゴミ屋敷でも本当に片付けずに売れますか?

A. 買取なら売れます。買取業者は残置物の処分費を原価として査定に織り込み、引き渡し後に自社の手配で処分するからです。仲介で売る場合は原則として売主が空にして引き渡すので、片付けを避けたいなら買取が選択肢になります。

ゴミ屋敷の片付け費用はいくらかかりますか?

A. 料金を公表している業者の値では、1R・1Kで3万円台から、3LDKで14〜18万円台からが最低ラインです。ただし「〜円から」は量と状態で上振れし、戸建て丸ごとや特殊清掃(公表値で10万円台から数百万円)が加わる家は現地見積もりでしか金額が出ません。

片付けてから売ったほうが高く売れますか?

A. 査定額は上がりますが、払った片付け費と同じ額が戻るとは限りません。業者は処分を自社の手配で行うので、査定で引かれる処分費は売主が自分で払う片付け費より小さくなりがちです。築古で土地値評価の家や特殊清掃が要る家では、片付け費は価格に戻りません。片付けてから仲介で売る道が勝つのは、空にすれば中古住宅として実需に売れる家に限られます。

査定の前に、少しだけでも片付けておくべきですか?

A. 触らずに見せるほうが査定は正確になります。業者は残置物の量を見て処分費を見積もるので、一部だけ片付けると量の見立てが狂います。査定額に納得してから、権利証、通帳、印鑑、形見の品、個人情報のある書類だけを回収してください。

相続した実家がゴミ屋敷です。まず片付けてもよいですか?

A. 相続放棄の可能性が残っているなら、片付けは待ってください。民法921条は相続財産の処分を単純承認とみなすと定めており、家財の処分がこれに当たると放棄できなくなります。放棄しないと決めたら、相続登記を済ませ、3,000万円特別控除の期限(相続開始から3年を経過する日の属する年の12月31日、かつ令和9年12月31日)から逆算して売却の時期を決めます。

ゴミ屋敷であることを業者に隠して売れますか?

A. 隠さないでください。買取の契約不適合責任は免責特約で整理されるのが一般的ですが、民法572条により、知りながら告げなかった事実の責任は免れません。ごみの量は現地で見ればわかるので隠しようがなく、告げるべきなのは床の腐食や雨漏りなど、ごみの下にある状態です。人が亡くなって特殊清掃をした家は、その事実も告知の対象です。

近所に知られずに売ることはできますか?

A. 買取なら、内見のために不特定の人を呼ぶ必要がなく、業者の現地確認と搬出だけで済むので、仲介より目立ちにくい進め方になります。ただし搬出の日はトラックと作業員が出入りします。臭いや害虫が敷地の外に出ている家では、近隣からの通報で自治体が先に動くことがあります。売却を決めたら早く進めるほうが、説明の手間は小さくなります。

片付け費を払う前に、現況のままの値段を知っておく

片付けてから売るか現況のまま買取かは、家の汚れ具合ではなく「片付けた先に売れる市場があるか」で決まります。 片付け業者に見積もりを頼む前に、いま無料査定を取っておくだけで、片付け費を払わない道の下限がわかり、払う価値があるかどうかを数字で比べられます。

今すぐご相談する

まとめ|ゴミ屋敷の売却は「片付ける前に、現況の値段」を確かめてから

💡 この章の要点: 買取なら片付け不要、仲介なら売主が片付ける。片付け費は公表値で数万〜20万円台だが戸建て丸ごとと特殊清掃は見積もり次第。片付け費は買取価格に同額では戻らない。相続なら放棄の可能性がある間は家財に触らない。

ゴミ屋敷は、買取なら残置物ごと引き渡せます。処分費は査定額から差し引かれますが、売主の持ち出しはなく、片付けに使う数か月も要りません。仲介で売るなら片付けは売主の仕事で、その先に買い手が付く保証はありません。

片付けてから売る道が勝つのは、空にすれば中古住宅として実需に売れる家に限られます。築古で土地値評価の家、特殊清掃が要る家、売れる保証のない立地の家では、片付け費は価格に戻らず、持ち出しだけが残ります。相続した実家なら、放棄の可能性が残るうちは家財に触らず、相続すると決めてから登記と控除の期限を確かめます。

冒頭で書いたとおり、ゴミ屋敷を売ろうとする人が最初に検索するのは片付け業者です。その見積もりを取ること自体は無駄ではありません。ただ、払う前に、片付けないまま値段が付くかを一度確かめてください。ゴミ屋敷の売却で順番を間違えやすいのは、この一点です。

片付ける前に「無料査定」だけ受けてみる

片付け業者を呼ぶ前でも大丈夫です。写真と間取りを伝えるだけで、残置物込みの買取可否と概算金額がわかります。査定・相談はすべて無料で、しつこい営業はありません。

  • 査定も相談も無料。売ると決める前の段階でも、残置物込みの買取可否と概算金額が分かります
  • 解体不要・片付け不要・修繕不要。現状のまま引き渡せるので、片付け費を先払いせずに済みます
  • 北海道から沖縄まで47都道府県すべて対応。遠方の実家でも相談できます

今すぐ無料査定を依頼する

しつこい営業はありません。秘密厳守で対応します。