神奈川の空き家買取|業者7選・相場・補助金と売れる条件【2026】
神奈川の空き家は、同じ市・同じ駅距離でも査定額が大きく割れます。地価は上がっているのに、外から見れば似たような家で値段が違う。割れ方は、おおむね次の3パターンです。
- 駅近・平坦・接道に問題のない整形地: 住宅地の地価上昇(神奈川県+3.4%、横浜市+3.3%)がそのまま追い風になり、古家付き土地として仲介でも高値を狙えます
- 傾斜地・擁壁付き・谷戸(やと)の階段立地・再建築不可などの条件付き: 擁壁のやり直しや手壊し解体の費用見込みが査定から引かれ、仲介では止まりがちです。条件ごと引き受ける買取業者が現実的な出口になります
- 県西部の郊外・市街化調整区域: 物件の問題ではなく、買主の数そのものが少ないエリアです。待つほど建物の傷みと管理費で目減りするため、早めの買取相談が有利です
自分の空き家がどのパターンに当たるかで、頼む相手も売り方も変わります。まずは無料査定で「いまの条件でいくらか」を知るところから始めましょう。
神奈川の空き家買取 状況別ガイド

| あなたの状況 | 読むべきセクション |
|---|---|
| 神奈川の空き家の現状データを知りたい | 最新データで見る神奈川県の空き家事情 |
| いくらで売れるか知りたい | 神奈川の空き家買取相場と地価動向 |
| 傾斜地・擁壁・谷戸など条件付きの家を売りたい | 神奈川で査定が大きく割れる5つの物件条件 |
| 解体の補助金を使いたい | 神奈川県の空き家補助金-支援制度 |
| 横浜・川崎か三浦半島かで判断したい | 神奈川の主要エリア別に見る空き家の売りやすさ |
| 買取と仲介で迷っている | 神奈川の空き家を売る方法-買取と仲介の使い分け |
| 業者を比較したい | 神奈川の空き家買取おすすめ業者ランキング7選 |
最新データで見る神奈川県の空き家事情

💡 この章の要点: 神奈川県の空き家は46万7,100戸で全国3位。ただし空き家率9.8%は全国で3番目に低く、傷んだ空き家の割合も全国平均より低い。「売れる状態の空き家が多い」市場に、地価上昇の追い風が乗っている。
総務省「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点・確報)に基づく、神奈川県の空き家の基本データです。
| 指標 | 神奈川県 | 全国・順位 |
|---|---|---|
| 空き家数 | 46万7,100戸 | 全国3位(東京・大阪に次ぐ) |
| 空き家率 | 9.8% | 全国で3番目に低い(全国平均13.8%) |
| 賃貸・売却用などを除く空き家率 | 3.2% | 全国5.9%を大きく下回る |
| 腐朽・破損のある空き家の割合 | 14.5% | 全国17.6%より低い |
| 空き家率の推移(2018年→2023年) | 10.8%→9.8% | -1.0ポイント低下 |
空き家数は全国3位でも「率」は全国で3番目に低い
一見矛盾するようですが、からくりは母数にあります。神奈川県は総住宅数そのものが全国3位の規模のため、空き家の「数」は多くなる一方、「率」で見ると景色が変わります。
- 空き家率9.8%: 埼玉県(9.3%)・沖縄県(9.4%)に次いで全国で3番目に低い
- 市場に出ていない空き家も少ない: 賃貸用・売却用などを除いた空き家率は3.2%で、全国(5.9%)を大きく下回る
- 率はむしろ下がっている: 2018年の10.8%から2023年は9.8%へ1.0ポイント低下。住宅需要が空き家の発生を吸収している
傷んだ空き家の割合も全国平均より低い
腐朽・破損のある空き家の割合は14.5%で、全国の17.6%より低くなっています。つまり神奈川の空き家は「まだ売れる状態のものが多い」のが特徴で、放置が進む前に動けば、買取・仲介いずれの土俵にも乗せやすい市場だといえます。
ただしこれは県全体の平均値です。後述のとおり、丘陵地の条件付き物件や横須賀・三浦の谷戸地域、県西部では事情が大きく異なるため、「神奈川だから売れる」と一括りにしないことが重要です。
神奈川の空き家買取相場と地価動向

💡 この章の要点: 神奈川県の住宅地地価は+3.4%、横浜市は+3.3%と上昇が続く。買取価格は仲介相場の7〜8割が目安だが、横浜は区ごとの地形差(丘陵の計画住宅地か、斜面の密集市街地か)で同じ市内でも査定が大きく割れる。
住宅地の地価は+3.4%、横浜市は+3.3%の上昇
国土交通省の令和8年(2026年)地価公示によると、神奈川県の住宅地の平均変動率は前年比+3.4%、横浜市は+3.3%と上昇が続いています。地価が上がっている局面では、古家付き土地でも土地値ベースの評価が伸びやすく、売却タイミングとしては追い風です。
買取価格は仲介相場の7〜8割が目安
不動産買取の価格は、仲介で売却した場合の相場の7〜8割程度が一般的な目安です。買取業者が解体費・リフォーム費・再販リスクを負担するためです。
神奈川の場合、査定額を大きく左右するのは次の要素です。
| 査定項目 | 神奈川で特に見られるポイント |
|---|---|
| 立地 | 駅距離、横浜・川崎か郊外か、坂道・階段の有無 |
| 土地 | 傾斜地・擁壁の状態、旗竿地・接道条件(2m未満は再建築不可の可能性) |
| 建物 | 築年数、腐朽・破損、残置物の量 |
| 法規制 | がけ条例(高さ3m超の崖に近接する建築の制限)、用途地域、再建築の可否 |
| 費用 | 解体費(重機や車が入れない階段立地は割高になりやすい) |
神奈川は同じ市内でも駅近の平坦地と丘陵地の階段立地で相場が大きく変わるため、机上の相場観より複数社査定での実額比較が有効です。相場の調べ方の基本は空き家の売却相場の調べ方で解説しています。
横浜の空き家買取相場|区の地形が価格差を生む
「横浜 空き家 買取 相場」で調べると市全体の平均値ばかり出てきますが、横浜の相場は一枚岩ではありません。市内の住宅地は成り立ちが大きく2系統に分かれ、同じ「横浜の空き家」でも出口が違います。
- 丘陵を計画的に造成した住宅地(青葉区・港北区など北部): 区画が整い道路も広い。古家付き土地としての需要が厚く、仲介と買取を競わせて高値を狙いやすい
- 斜面に張り付いた市街地(中区・南区・磯子区・神奈川区・西区など): 階段立地・狭い前面道路・古い擁壁が混在する。市が不燃化推進事業の対象とする密集市街地も含まれ、同じ区内でも査定が大きく割れる
価格の水準は、この下に載せている国土交通省の実取引データで確認できます。区ごとの差が大きいため、「横浜でいくら」ではなく区単位の中央値で見てください。
売主側の費用負担は、売り方でこう変わります。
| 費用の項目 | 仲介で売る場合 | 買取で売る場合 |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 売却額の3%+6万円(法定上限)が目安 | 原則かからない |
| 解体費・残置物の撤去 | 更地渡しなどの条件次第で売主負担になりうる | 現状渡しなら業者負担が基本 |
| 擁壁の補修・造り直し | 買主側の懸念として価格交渉で引かれやすい | 費用見込みを織り込んだ査定額が提示される |
擁壁や階段立地が費用にどう跳ね返るかは、次の章で条件別に解説します。売りにくい条件が重なった物件の考え方は「売りにくい空き家の売却方法」も参照してください。
神奈川県の中古戸建ては実際いくらで取引されているか
国土交通省が公表する不動産取引データから、神奈川県の中古戸建て(宅地・土地と建物)の実際の取引価格を集計しました。査定額が妥当かを判断する物差しとして使ってください。
| 集計対象 | 件数 | 価格の中央値 | 中間50%の価格帯 |
|---|---|---|---|
| 中古戸建て全体 | 17954件 | 4,200万円 | 3,000万円〜5,500万円 |
| うち築40年以上 | 2336件 | 2,500万円 | — |
取引が多い市区町村(件数上位):
| 市区町村 | 件数 | 中央値 |
|---|---|---|
| 横須賀市 | 994件 | 2,800万円 |
| 藤沢市 | 910件 | 5,000万円 |
| 相模原市南区 | 658件 | 4,000万円 |
| 横浜市港北区 | 638件 | 6,050万円 |
| 横浜市青葉区 | 632件 | 6,200万円 |
※出典: 国土交通省「不動産情報ライブラリ」取引価格情報(2025年Q2〜2026年Q1、2026-08-04取得)。実際の取引の申告に基づく価格で、公的な相場の目安です。ただし個別の物件条件(立地・接道・建物状態・残置物)で大きく変わるため、売却判断は必ず複数社の査定を並べて行ってください。
買取価格が仲介の想定価格からどう引き算されるか、全国共通の掛け目と速算式は空き家の買取相場で分解しています。買取という売り方そのものの仕組みは空き家買取とはにまとめました。
売る以外の出口(貸す・解体・寄付・国への引き渡し)まで含めて比べたい場合は空き家の処分方法6つの比較で、費用と期限の早見表つきで整理しています。
神奈川で査定が大きく割れる5つの物件条件
💡 この章の要点: 神奈川の査定で大きな減額要因になるのは傾斜地・擁壁(がけ条例)、谷戸の階段立地、再建築不可、津波・浸水の想定区域、市街化調整区域の5つ。丘陵と海に挟まれた神奈川の地形に由来する条件が多く、どの条件も対応できる業者と最初に伝えるべき情報が決まっている。
神奈川の丘陵住宅地では、外から見てほぼ同じ隣どうしの家でも、査定額が大きく割れることがあります。差を生むのは建物の状態ではなく、土地に付いた地形と法律の条件であることがほとんどです。
傾斜地・擁壁|がけ条例と「擁壁のやり直し費用」
横浜・川崎・横須賀の住宅地の多くは、丘陵を切り開いて造成されてきました。平地が少ない地形に人口が集まった結果、擁壁の上や崖のそばに建つ家が珍しくありません。
こうした立地には、通称がけ条例と呼ばれる建築制限がかかります。神奈川県建築基準条例第3条(横浜市など独自の条例を持つ市では各市の条例)は、次のように定めています。
がけ条例のイメージ(神奈川県建築基準条例第3条。横浜市の条例も同じ枠組み)
高さ3mを超える崖(県条例の定義では勾配30度超)
→ 崖の下端(崖の下に建てる場合は上端)から、
崖の高さの2倍以内に家を建てる・敷地を造成するときは
安全な擁壁を設けなければならない
例: 高さ5mの崖 → 崖から10m以内が規制の範囲
査定には、この規制が「擁壁のやり直し費用」の形で乗ってきます。
- 古い擁壁は安全の証明が難しい: 造成時の資料や検査済証が残っていないと、建て替え時に現行基準での安全確認や造り直しを前提に値付けされる
- 費用の規模感: 横浜市が崖地工事の助成金算定に使う単価は、擁壁築造で1㎡あたり11万円(令和8年度)。高さ3m・幅10mの擁壁なら単純計算で330万円になり、この規模の見込み額が査定から差し引かれる
- 助成金はある: 横浜市の崖地防災対策工事助成金は、高さ2m超・傾斜30度以上の崖などを対象に工事費の1/3(上限400万円)を助成する。「直してから売る」を検討する場合の判断材料になる
売るときは、まず造成時の検査済証や擁壁の図面が残っているかを確認してください。そのうえで、工事リスクを織り込んで現状のまま値付けできる買取業者と、補修後に仲介で売る場合の手取りを並べて比較するのが現実的です。
谷戸・階段立地|車が入らない家は解体費で査定が決まる
横須賀・三浦・横浜南部には、丘と丘の間の谷あい(谷戸)に階段状に家が並ぶ地域があります。平地が少ないまま人口が増えた時代に、斜面の奥まで宅地化された歴史の産物です。
- 接道があっても車が入らない: 前面が徒歩の通路と階段で、重機やトラックを敷地に着けられない
- 解体は手壊しと人力運搬になる: 機械が使えない分だけ工期と人件費が膨らみ、廃材の搬出費が積み上がる
- 買主の生活も階段前提になる: 引っ越し・買い物・介護の負担から、実需の買主が付きにくい
谷戸の解体費が膨らむ構造
車が入る立地 : 重機で解体 → トラックへ直接積み込み
谷戸・階段立地: 手壊し中心 → 階段を人力・小型運搬機で搬出
↓
工期と人件費が増え、解体費が割高になる
→ 更地前提の査定では、その分がそのまま引かれる
横須賀市が階段40段以上(高低差約10m以上)の物件だけを載せる専用の空き家バンクを設けているのは、この立地が構造的な課題になっている証拠でもあります。仲介で長期化させるより、谷戸・階段立地の取扱実績を明言する買取業者に、解体せず現状のまま値付けしてもらうのが近道です。
再建築不可・接道義務|旧市街と斜面地の細街路
建築基準法では、原則として幅員4m以上の道路に2m以上接していない土地に建物を新築できません(接道義務)。神奈川では旧市街の路地と、斜面地の階段状の細街路に、この基準を満たさない敷地が残っています。
- 42条2項道路(幅4m未満でも道路と認められている道)に接している: 建て替えはできるが、セットバックで敷地が削られ、その分が査定からも引かれる
- 接道が2m未満、または法律上の道路に接していない: 再建築不可。谷戸の通路は建築基準法上の道路と認められていないことも多く、階段立地と条件が重なりやすい
- 買主のローンが付きにくい: 建て替えできない前提の値付けになるうえ、住宅ローン審査が通りにくく、仲介では買い手が極端に絞られる
隣地の買い足しや建築審査会の許可といった再生の道はありますが、どれも個人の買主向きではありません。再建築不可のままの値段で買い取り、再生を自分の手でやれる買取業者に持ち込むのが現実的です。詳しくは「売りにくい空き家の売却方法」にまとめています。
津波・浸水の想定区域|説明義務があるから「黙って売る」はできない
相模湾と東京湾に長い海岸線を持つ神奈川では、沿岸の空き家に水害リスクの条件が付きます。ここで効いてくるのは、リスクそのものより説明義務の仕組みです。
- 津波災害警戒区域: 県の指定を受けた小田原市・藤沢市・茅ヶ崎市・大磯町・二宮町・真鶴町・湯河原町では、区域内の宅地建物の売買・賃借時に宅建業法の重要事項説明が必要になる(茅ヶ崎市は2025年3月指定)
- 水害ハザードマップ: 2020年8月28日以降、全国の不動産取引で、水害(洪水・雨水出水・高潮)ハザードマップにおける物件所在地の説明が義務化されている
- つまり買主は必ず知る: リスクは価格交渉の材料として最初から織り込まれ、隠して高く売る余地はそもそもない
一方で、湘南・三浦の沿岸は移住・住み替え需要が強く、想定区域内でも売れないわけではありません。ハザード情報を前提に値付けする買取業者の査定と、実需を試す仲介を並べて比較してください。
市街化調整区域|建て替えと用途変更が許可制になる
相模原市や県西部の市町には、市街化を抑える区域(市街化調整区域)が広がっています。相模原市が公表している基準では、この区域の扱いは次のとおりです。
- 原則として建築が制限される: 家を建てる・建て替えるには、都市計画法の開発許可や建築許可が原則必要になる
- 許可を受けた用途以外に使えない: 住宅として許可された建物を店舗に転用する、といった使い方が自由にできない
- 買主が限られる: 誰でも建て替えられるとは限らないため、実需・事業者とも検討のハードルが上がり、仲介では長期化しやすい
その区域の許可要件に通じた地元業者か、調整区域の取扱実績がある買取業者に絞って査定を依頼してください。県西部では空き家バンクとの併用も選択肢になります。
ここまでの5条件を、起きることと現実的な出口で整理します。
| 条件 | 何が起きるか | 現実的な出口 |
|---|---|---|
| 傾斜地・擁壁(がけ条例) | 擁壁のやり直し費用の見込みが査定から引かれる | 資料を確認し、工事リスクを織り込める買取業者へ |
| 谷戸・階段立地 | 手壊し解体で費用が割高になり、実需が付きにくい | 立地の取扱実績がある買取業者に現状のまま |
| 再建築不可・セットバック | 建て替え制限で買主のローンが付きにくい | 訳あり対応の買取業者に現状のまま |
| 津波・浸水の想定区域 | 説明義務によりリスクが必ず織り込まれる | ハザード前提の値付けと仲介需要の両にらみ |
| 市街化調整区域 | 建て替え・用途変更が許可制で買主が限られる | 調整区域の実績がある業者とバンクの併用 |
神奈川県の空き家補助金・支援制度

💡 この章の要点: 県レベルの個人向け直接補助はなく、解体・工事の補助は市町村ごと。横浜市の除却上限50万円(不燃化地域は150万円)や崖地工事の上限400万円、川崎市最大100万円、相模原市上限50万円など。いずれも交付決定前に着工すると対象外。
神奈川県レベルでは個人向けの直接補助はなく、県の役割は空家対策のモデル計画策定や市町村支援が中心です。実際の解体補助などは市町村ごとの制度を確認します(いずれも年度・予算・要件の確認が必須です)。
神奈川県の相談窓口と啓発ツール
- (公社)かながわ住まいまちづくり協会: 県が案内する空き家の相談窓口(045-664-6896、平日9〜17時)。売却・活用・管理の相談ができます。
- 『空き家にしない「わが家」の終活ノート』: 県が啓発用に用意している、実家を空き家にしないための整理ノート。相続前の家族の話し合いに使えます。
市町村の解体・除却補助の例
| 自治体 | 制度 | 補助内容 |
|---|---|---|
| 横浜市 | 住宅除却補助制度 | 耐震性が低い木造住宅・特定空家等が対象。昭和56年5月以前建築は上限50万円(昭和56年6月〜平成12年5月建築は課税世帯20万円・非課税世帯40万円)。受付は12月末まで |
| 横浜市 | 建築物不燃化推進事業補助 | 重点対策地域(神奈川区・西区・中区・南区・磯子区等)の昭和56年5月以前の老朽建築物の解体に上限150万円 |
| 横浜市 | 崖地防災対策工事助成金 | 高さ2m超・傾斜30度以上の崖などの擁壁工事等に工事費の1/3(上限400万円) |
| 川崎市 | 住宅等不燃化推進事業 | 不燃化重点対策地区(小田周辺・幸町周辺)限定。老朽建築物の除却に最大100万円 |
| 相模原市 | 危険な老朽空き家等除却費補助金 | 平成12年5月以前建築・1年以上空き家の戸建てが対象。補助対象経費の1/2、上限50万円(世帯全員非課税なら80万円) |
多くの制度は「交付決定前の着工は対象外」です。解体を検討する場合は、必ず工事契約前に自治体へ相談してください。全国の制度の探し方は空き家の解体補助金まとめで解説しています。
神奈川の空き家バンクは17市町村|横浜・川崎にはない
空き家バンク(自治体が空き家情報を掲載するマッチング制度)は、県内では相模原・横須賀・平塚・小田原・逗子・三浦・秦野・南足柄など17市町村が設置しています。一方で横浜市・川崎市には空き家バンクがありません。両市の空き家は市場流通性が高いため、バンクを待つより買取・仲介での売却が基本になります。
ユニークなのは横須賀市の「駅周辺谷戸地域空き家バンク」です。立地を限定した、全国でも珍しい制度です。
- 対象: 車が入れる場所から階段40段以上(高低差約10m以上)の谷戸立地の中古住宅だけを掲載する
- 制度が示すもの: 市が専用の仕組みを作るほど、この立地の空き家が構造的な課題になっている
- 三浦市の場合: 空き家バンクを県宅建協会横須賀三浦支部と連携して運営している
バンクの仕組み自体は空き家バンクの使い方を参照してください。
神奈川の主要エリア別に見る空き家の売りやすさ
💡 この章の要点: 神奈川は県全体では売りやすい市場ですが、駅近の平坦地と丘陵地・谷戸の階段立地で明暗が分かれます。前者は仲介との比較で高値を狙え、後者は立地の取扱実績がある買取業者への相談が近道です。
同じ神奈川県の中に、買主が集まってくる市場と、買主を探すところから始まる市場が同居しています。まず全体の対比から見てください。
| 横浜・川崎・湘南の駅近平坦地 | 丘陵・谷戸の条件付き、県西部 | |
|---|---|---|
| 買主の層 | 実需に加えて建売用地・買取再販の需要が重なる | 実需中心で層が薄い |
| 査定の集まり方 | 複数社を競わせやすい | 対応できる業者を探す段階から始まる |
| 時間の効き方 | 売り急がない選択も取れる | 待つほど建物劣化と管理費で目減りする |
| 基本戦略 | 仲介と買取の両にらみ | 早めの買取相談で出口を確保 |
横浜・川崎|需要は強いが丘陵地の立地条件がカギ
横浜市・川崎市は県内で最も住宅需要が強く、築古でも「古家付き土地」として評価されやすいエリアです。ただし同じ区内でも査定額の差は大きく出ます。
- 整形地・接道良好: 仲介で複数の買主を競わせる価値がある
- 階段の上・擁壁付き・旗竿地・密集市街地の狭あい道路: 前章の5条件がそのまま当てはまり、買取が目安
横須賀・三浦半島|谷戸地域は買取が現実的
横須賀・三浦の谷戸地域は、車が入らない階段立地の空き家が構造的な課題になっている地域です。市が専用の空き家バンクを設けるほどです。
- 解体費が高い: 重機が入らず手壊しになるため、更地前提の査定が伸びない
- 現実的な出口: 仲介で長期化させるより、立地の取扱実績がある買取業者への相談が早い
湘南(鎌倉・藤沢・茅ヶ崎)|需要は強いが物件条件次第
湘南エリアは移住・住み替え需要が強く、駅近・平坦地なら仲介でも十分売れる可能性があります。
- 条件が付く物件: 古い別荘建築・傾斜地・がけ条例の対象地は、買主の住宅ローンや建て替え計画に制約が出る
- 沿岸部: 藤沢・茅ヶ崎などの津波災害警戒区域では売買時の重要事項説明が必要になる。リスク込みの値付けを前提に、買取との両にらみで査定を取る
県西部(小田原・南足柄・箱根)|空き家バンク活用地域
小田原市・南足柄市など県西部は郊外化・高齢化が進み、空き家バンクを活用する自治体が多い地域です。
- 売却期間: 買主層が限られるため、仲介は長めに見込む
- 進め方: バンク掲載と買取査定を並行するのが効率的。市街化調整区域に掛かる物件は、許可要件の確認が査定の前提になる
神奈川の空き家を売る方法|買取と仲介の使い分け
💡 この章の要点: 駅近・平坦・整形地は仲介で買主を競わせ、傾斜地・擁壁・谷戸・再建築不可など条件付きは買取で決める。迷うなら両方の査定を取り、手取り額で比較する。
買取が向くケース
- 横須賀・三浦の谷戸をはじめ、車が入らない階段立地・擁壁付き・再建築不可・旗竿地など仲介で売りにくい条件がある
- 市街化調整区域や津波・浸水の想定区域など、買主が限られる条件がある
- 残置物が多い、建物の傷みが進んでいる
- 相続人が遠方在住で内覧対応・管理ができない
- 丘陵地の物件で、駅近の平坦地ほど地価上昇の追い風を期待できず、待つ利点が薄い(買取なら最短数週間〜1か月程度で現金化できる)
仲介が向くケース
- 横浜・川崎・湘南など需要の強いエリアの駅近・平坦地・整形地
- がけ条例や擁壁補修の心配がない平坦地に建ち、建物の傷みが少なく買主が住宅ローンを組みやすい
- 移住・住み替え需要の強い湘南や横浜・川崎の通勤圏で、3〜6か月以上かけて買主を待てる
買取と仲介の詳しい比較は「買取と仲介どちらを選ぶか」、売却手続きの全体像は空き家売却の流れにまとめています。
相続した空き家なら、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例(適用要件あり)も判断材料になります。詳細は相続空き家の3,000万円特別控除を確認してください。
買取のメリット・デメリットと、契約前に確かめる注意点(減額条項・契約不適合責任の免責・残置物)は空き家買取とは|仕組み・流れ・注意点で全国共通の判断材料として整理しています。
神奈川の空き家買取おすすめ業者ランキング7選
💡 この章の要点: 業者ごとに対応できる物件条件(谷戸・擁壁・再建築不可・残置物)と査定スピードが異なる。1社の査定額で即決せず、複数社の査定と契約条件を並べて比較する。
神奈川県内で空き家の買取を検討する際、対応エリア・取り扱える物件状態・査定スピードは業者によって異なります。 ここでは、現状渡しでの買取に強みを持つ業者を中心に特徴と対応範囲をまとめました。 最終的には複数社の査定額と契約条件を比較したうえで判断してください。 各社の免許番号・公表実績・対応エリアの一覧と、査定書を横並びで比べるチェック表は空き家買取業者おすすめランキング(全国版)を参照してください。
| 順位 | サービス | 対応エリア | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|
| 🥇 | アキラッキーイチオシ | 全国47都道府県 | 全国47都道府県対応の空き家買取専門サービス。他社が断る物件も現状のまま買取 | 詳細 |
| 🥈 | 株式会社ウィントランス(空き家パス) | 全国対応 | 空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可 | 詳細 |
| 🥉 | タウンライフ(空き家対策) | 全国対応 | 複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス | 詳細 |
| 4 | 株式会社ハウスドゥ | 全国(FC加盟店経由で対応) | 全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開 | 詳細 |
| 5 | 株式会社AlbaLink(アルバリンク) | 全国対応 | 訳あり物件専門の全国買取業者。難物件のノウハウが豊富 | 詳細 |
| 6 | 株式会社カチタス | 全国130店舗以上 | 全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記) | 詳細 |
| 7 | 株式会社リプライス | 全国(都道府県別に再生住宅を展開) | カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超 | 詳細 |
11位:アキラッキー
全国47都道府県対応の空き家買取専門サービス。他社が断る物件も現状のまま買取
- 残置物・廃屋・倒壊リスク・ゴミ屋敷でも現状渡しOK(撤去・解体費はすべて運営側負担)
- 再建築不可・借地・底地・共有持分・事故物件・相続未登記まで対応
- 弁護士・税理士・司法書士の3士業と連携し、相続案件もワンストップ
- 仲介手数料0円・査定相談無料、契約〜決済まで最短数日
- 問い合わせは公式サイトのお問い合わせフォームから(電話・メールどちらでも受付)
- 対応エリア:全国47都道府県
| 会社名 | アキラッキー(空き家買取専門サービス) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国47都道府県 |
| 対応物件 | 残置物あり・廃屋・ゴミ屋敷・再建築不可・借地・底地・共有持分・事故物件・相続未登記 など |
| 費用 | 仲介手数料0円・査定相談無料(撤去・解体費は運営側負担) |
| 専門家連携 | 弁護士・税理士・司法書士の3士業と連携(相続案件もワンストップ) |
| 買取スピード | 契約〜決済まで最短数日 |
| 問い合わせ | 公式お問い合わせフォーム(電話・メールどちらでも受付) |
| 公式サイト | 無料査定・相談はこちら |
22位:株式会社ウィントランス(空き家パス)
空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可
- 残置物・古家・農地隣接物件も現状渡し対応
- 全国47都道府県の取引実績
- 立会い不要のリモート完結プランも用意
- 対応エリア:全国対応
| 会社名 | 株式会社ウィントランス(空き家パス) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国対応 |
| 特徴 | 空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可 |
33位:タウンライフ(空き家対策)
複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス
- 1回の入力で複数の買取・活用業者に相談可能
- 売却以外(賃貸・リフォーム・解体)の提案も比較できる
- 全国対応、利用無料
- 対応エリア:全国対応
| 会社名 | タウンライフ(空き家対策) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国対応 |
| 特徴 | 複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス |
44位:株式会社ハウスドゥ
全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開
- FCネットワークでエリアカバレッジが広い
- 都市部から地方まで査定対応
- リースバックなど多様な売却プランを比較可
- 対応エリア:全国(FC加盟店経由で対応)
| 会社名 | 株式会社ハウスドゥ |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(FC加盟店経由で対応) |
| 特徴 | 全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開 |
55位:株式会社AlbaLink(アルバリンク)
訳あり物件専門の全国買取業者。難物件のノウハウが豊富
- 再建築不可・私道・接道なし・事故物件などに対応
- 全国対応のスケールメリット
- メディア露出による知名度
- 対応エリア:全国対応
| 会社名 | 株式会社AlbaLink(アルバリンク) |
|---|---|
| 所在地 | 〒104-0033 東京都中央区新川1丁目2-10 新川むさしやビル2F |
| 対応エリア | 全国対応(東京支店ほか) |
| 上場・非上場 | 上場 |
| 電話番号 | 0120-683-422 |
| 営業時間 | 10:00-19:00 |
| 地図 |
66位:株式会社カチタス
全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記)
- 築年数の古い中古住宅を買い取り、リフォームして再販する事業モデル
- 査定価格の提示まで最短3日・現金決済まで最短3週間(公式表記)
- 年間5,000戸以上を販売する全国ネットワーク
- 対応エリア:全国130店舗以上
| 会社名 | 株式会社カチタス |
|---|---|
| 対応エリア | 全国130店舗以上 |
| 特徴 | 全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記) |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
77位:株式会社リプライス
カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超
- 中古住宅を買い取り、再生して販売する住宅再生事業が主業
- 北海道から九州まで都道府県別に再生住宅を展開
- 国土交通大臣免許(4)第7920号・1996年設立
- 対応エリア:全国(都道府県別に再生住宅を展開)
| 会社名 | 株式会社リプライス |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(都道府県別に再生住宅を展開) |
| 特徴 | カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超 |
| 上場・非上場 | 非上場(親会社カチタスが東証プライム上場) |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
※掲載順は本記事独自の参考評価であり、業者の優劣を断定するものではありません。実際の査定額・契約条件は物件の状況と各業者の判断により異なります。
近隣の県で空き家を売る場合
神奈川に隣り合う県の相場・補助金・対応業者は、次のページで同じ構成で確かめられます。県境をまたいで物件を持っている場合や、隣県の業者にも査定を頼みたい場合の比較用です。
全国共通の買取の仕組みと流れは空き家買取とは|仕組み・流れ・注意点、47都道府県の一覧は同記事の「都道府県別の空き家買取ガイド」にまとめています。
神奈川の空き家買取でよくある質問(FAQ)
💡 この章の要点: 神奈川で査定を左右しやすい谷戸・擁壁・津波や浸水の想定区域・土砂災害の区域・市街化調整区域の疑問に答える。共通する結論は、条件を隠さず最初に伝えて、対応できる業者の査定を複数並べること。
- 横須賀・三浦の谷戸(階段の上)の空き家でも売れますか?
A. 売却は可能ですが、仲介では時間がかかりやすい立地です。車が入らず重機も入れないため解体費が割高になり、一般の買主が敬遠しがちだからです。横須賀市が谷戸専用の空き家バンクを設けているほど構造的な課題であり、こうした立地の取扱実績がある買取業者に早めに相談するのが現実的です。
- 横浜の擁壁付き・傾斜地の空き家はどう評価されますか?
A. 擁壁の状態と再建築の可否が査定を大きく左右します。古い擁壁は建て替え時に補修・造り直しを求められる場合があり、その費用見込みが査定額から差し引かれます。がけ条例(高さ3m超の崖から崖高の2倍以内の建築規制)の対象になるかどうかも重要で、一般の買主より、事業として工事リスクを織り込める買取業者の方が値段を付けやすい類型です。
- 神奈川は空き家率が低いのに、うちの空き家が売れないのはなぜ?
A. 空き家率9.8%は県全体の平均値であり、個々の物件の売りやすさとは別問題です。売れにくい物件には、階段立地・接道不良(再建築不可)・擁壁の不安・残置物が多い・境界不明といった共通点があります。条件に合った売り方(仲介か買取か)に切り替えることで動き出すケースが多くあります。
- 横浜市・川崎市に空き家バンクはありますか?
A. ありません。県内で空き家バンクを設置しているのは相模原・横須賀・平塚・小田原・逗子・三浦・秦野・南足柄など17市町村で、横浜・川崎の空き家は市場流通性が高いため、買取・仲介での売却が基本になります。
- 川崎市内の空き家は、どの区でも同じように売れますか?
A. 区によって売りやすさの型が違います。
- 南部(川崎区・幸区): 都心への通勤需要で土地がよく動く。一方、古い密集市街地では前面道路が狭く、再建築や解体の制約が査定に響く。市が不燃化推進事業の対象に指定している小田周辺・幸町周辺(除却に最大100万円の補助)は、まさにこの類型の地域
- 北部(宮前区・麻生区などの丘陵地): 横浜と同じく坂道・擁壁の有無が分かれ目になる
駅近・平坦・整形地なら仲介との比較、密集地の狭小・接道不良や擁壁付きの物件なら買取が現実的です。
- 神奈川の空き家は放置しても値上がりを待てばいいのでは?
A. おすすめしません。県の地価上昇は駅近の平坦地に集中しやすく、丘陵地の階段立地や擁壁付きの物件まで同じ追い風が吹くとは限らないからです。
- 建物の劣化: 空けたままの木造は傷みが進み、査定を直接下げる
- 保有コスト: 固定資産税と防犯・修繕の管理費は、立地を問わず待つほど積み上がる
- 特定空家のリスク: 管理不全で勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例が外れる可能性がある(詳細は「特定空家のリスク」)
追い風が効いているうちに査定を取り、売り時を自分で選べるようにしておくのが得策です。
- 三浦や湘南の「別荘として建てた家」も、普通の空き家と同じように売れますか?
A. 勝手が違います。別荘系の空き家には、普通の住宅にはない条件が重なるからです。
- 買主が絞られる: 二拠点利用者や移住希望者が中心で、需要に季節の波があり、仲介では売却期間が読みにくい
- 傾斜地の補修費: 擁壁や階段の補修費が査定から差し引かれる
- 管理費等の承継: 管理された別荘地では、管理費等の承継が売買の条件になることもある
眺望や海への近さがそのまま値になる物件は仲介で試す価値がありますが、長く空けて傷みが進んだ建物は、別荘系の取扱実績がある買取業者に現状渡しで査定を出す方が早く決着します。
- 小田原や南足柄など県西部の空き家も、横浜と同じ感覚で売れますか?
A. 同じ感覚では動きません。横浜・川崎の空き家は通勤需要が下支えするのに対し、県西部は買主が住み替え・移住層に寄るため、売り方の前提が変わります。
- 売却期間: 買主層が限られるため、仲介は長期戦を見込む
- バンクの活用: 小田原・南足柄など県西部は空き家バンク設置自治体が多く、バンク掲載と買取査定の並行が効率的
- 箱根など観光地周辺: 別荘・保養所系の物件は買主がさらに絞られ、管理状態と接道条件の確認が査定の前提になる
「待てば横浜並みの追い風が来る」とは考えず、査定を並べて現実的な出口を選びましょう。
- 津波や浸水の想定区域に入っている空き家は、売るとき不利ですか?
A. 価格には織り込まれますが、売れないわけではありません。理由は説明義務の仕組みにあります。
- 水害ハザードマップ: 2020年8月28日から、全国の不動産取引で対象物件の所在地の説明が義務化されている(洪水・雨水出水・高潮)
- 津波災害警戒区域: 小田原市・藤沢市・茅ヶ崎市・大磯町・二宮町・真鶴町・湯河原町の指定区域内では、売買・賃借時の重要事項説明の対象になる
買主は必ずリスクを知ったうえで判断するため、隠す余地はそもそもありません。ハザード情報込みで値付けする買取業者と、湘南の実需を試す仲介を並べて比較してください。
- 土砂災害警戒区域(イエローゾーン)や特別警戒区域(レッドゾーン)にある空き家は売れますか?
A. 売れますが、どちらの区域かで買主側の負担が変わります。指定は神奈川県が行い、横浜市内だけで警戒区域2,374区域、特別警戒区域2,057区域が指定されています(令和8年2月17日現在。横浜市公式サイト、2026-09-17確認)。
- 警戒区域(イエロー): 県の案内では、市町村の防災計画への記載、ハザードマップでの周知、不動産取引時の重要事項説明が主な内容です(神奈川県公式サイト)。区域内であることは買主に必ず伝わりますが、建物そのものへの制限はこの区域には示されていません
- 特別警戒区域(レッド): 居室のある建物を建てるときに構造の安全性が建築確認で審査され、宅地分譲などの特定開発行為は知事の許可制、知事が移転を勧告することもあります。宅建業者にはこの許可についての重要事項説明が義務づけられています(神奈川県公式サイト)
レッドゾーンでは建て替えの費用と手間が増えるぶん、仲介では買主が絞られ、査定にもその分が織り込まれます。前述のがけ条例は県の条例で、この区域指定とは別の仕組みです。自分の家がどちらの区域かは神奈川県土砂災害警戒情報システムで確認し、区域内の取扱実績がある業者に現状のまま査定を出してください。
- 市街化調整区域にある空き家でも買い取ってもらえますか?
A. 可能ですが、対応できる業者は限られます。市街化調整区域では建築が原則制限され、建て替えや用途変更に都市計画法の許可が必要になるためです(相模原市などが基準を公表しています)。誰でも建て替えられるわけではない分、買主層が狭く、仲介では長期化しがちです。査定依頼の際に「調整区域」と最初に伝え、取扱実績を明言する業者に絞って相談してください。県西部なら空き家バンクとの併用も選択肢です。
動くなら早いほうが選択肢が多い
空き家には「特定空家指定で固定資産税が最大6倍」「相続から3年以内の譲渡で3,000万円特別控除」など、期限のある制度が複数あります。 売却を決める前でも、いま無料査定を取っておくだけで判断材料が増えます。
まとめ|神奈川の空き家買取は物件条件とエリア差で決まる
神奈川の空き家市場は、データで見るかぎり全国屈指に売り手に有利です。そのうえで、いくらで・どこに売れるかは物件条件とエリアで割れます。
- 市場環境: 空き家46万7,100戸は全国3位でも、空き家率9.8%は全国で3番目に低い。住宅地の地価は+3.4%(横浜市+3.3%)と上昇が続く
- 分かれ目は物件条件: 傾斜地・擁壁(がけ条例)、谷戸の階段立地、再建築不可、津波・浸水の想定区域、市街化調整区域の該当で、仲介で競わせるか買取で決めるかが変わる
- エリアの差: 横浜・川崎・湘南の駅近平坦地は仲介と買取の両にらみ、丘陵・谷戸の条件付きと県西部は早めの買取相談が基本
- 制度: 横浜市の除却補助・崖地工事の助成、相模原市の除却補助などは、売却前(着工前)に確認する
迷ったら、まず現在の買取価格を知ることからです。査定は無料で、売却を決めていなくても依頼できます。
まずは「無料査定」だけ受けてみる
売却するかどうか決める前でも大丈夫です。状況を伝えるだけで、買取可否と概算金額がわかります。査定・相談はすべて無料で、しつこい営業はありません。
- 査定も相談も無料。売ると決める前の段階でも、買取可否と概算金額が分かります
- 現状渡しでOK。片付けも解体も不要で、撤去・解体費は運営側の負担です
- 仲介手数料0円。契約から決済まで最短数日で、遠方からでも手続きを進められます
- 弁護士・税理士・司法書士の3士業と連携。再建築不可、共有持分、相続未登記、事故物件も相談できます
しつこい営業はありません。秘密厳守で対応します。





