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空き家買取 - 福岡の空き家買取|業者7選・相場・補助金と売れる条件【2026】
空き家買取

福岡の空き家買取|業者7選・相場・補助金と売れる条件【2026】

福岡の空き家は、県のデータだけ見れば全国で有数の売りやすい市場です。ところが実際の査定額は、同じ県内でも物件条件で大きく割れます。割れ方は、おおむね次の3パターンです。

  1. 福岡市・近郊の整形地: 住宅地の地価上昇(福岡市+7.0%、県平均+3.7%)がそのまま追い風になり、古家付き土地として仲介でも高値を狙えます
  2. 斜面・階段立地、再建築不可、市街化調整区域などの条件付き: 北九州や旧産炭地の住宅地に多く、買主が住宅ローンを組みにくいため仲介では止まりがちです。条件ごと引き受ける買取業者が現実的な出口になります
  3. 筑豊・県南の築古物件: 物件の問題以前に、買主の数そのものが少ないエリアです。待つほど建物の傷みと管理費で目減りするため、早めの買取相談が有利です

自分の空き家がどのパターンに当たるかで、頼む相手も売り方も変わります。まずは無料査定で「いまの条件でいくらか」を知るところから始めましょう。

福岡の空き家買取 状況別ガイド

福岡の空き家買取 状況別ガイドのイメージ

あなたの状況 読むべきセクション
福岡の空き家の現状データを知りたい 最新データで見る福岡県の空き家事情
いくらで売れるか知りたい 福岡の空き家買取相場と地価動向
斜面地・再建築不可・調整区域など条件付きの家を売りたい 福岡で査定が大きく割れる5つの物件条件
解体・改修の補助金を使いたい 福岡県の空き家補助金-支援制度
福岡市か北九州・筑豊・県南かで判断したい 福岡の主要エリア別に見る空き家の売りやすさ
買取と仲介で迷っている 福岡の空き家を売る方法-買取と仲介の使い分け
業者を比較したい 福岡の空き家買取おすすめ業者ランキング7選

最新データで見る福岡県の空き家事情

最新データで見る福岡県の空き家事情のイメージ

💡 この章の要点: 福岡県の空き家は33万5,300戸で全国9位。ただし空き家率12.4%は全国40位で、2018年からむしろ低下した数少ない大都市圏。市場全体は売り手に有利だが、福岡市と北九州・筑豊・県南の温度差が大きい。

総務省「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月時点・確報)に基づく、福岡県の空き家の基本データです。

指標 福岡県 全国・順位
空き家数 33万5,300戸 全国9位
空き家率 12.4% 全国40位(全国平均13.8%)
賃貸・売却用などを除く空き家率 4.6% 全国平均より低い水準
腐朽・破損のある空き家の割合 18.6% —
空き家率の推移(2018年→2023年) 12.7%→12.4% -0.3ポイント低下

空き家率が「下がっている」数少ない大都市圏

福岡県の空き家率12.4%は全国40位と低く、しかも2018年の12.7%から0.3ポイント低下しています。全国的に空き家率が上がり続けるなか、住宅需要が空き家の増加を吸収している市場です。

内訳を見ても、流通の受け皿がある姿が浮かびます。

  • 市場に出ている空き家が多い: 県の公表資料では、約34万戸のうち賃貸用・売却用など「市場に出ている空き家」が約21万戸
  • 利用目的のない空き家は少数派: 「その他の住宅」は約13万戸にとどまる

ただし県内の温度差は大きい

一方で、県平均の数字に含まれない偏りがあります。

  • 傷んだ空き家は一定数ある: 腐朽・破損のある空き家の割合は18.6%
  • 北九州市は別の顔: 2018年調査ベースで空き家約79,300戸・空き家率15.8%と、政令指定都市で2番目の高さ
  • 人口の流れも一様ではない: 福岡県の2024年の人口増減率は-0.21%と減少幅は九州で最も小さいが、福岡市への集中が続く一方、筑豊や県南では高齢化と人口減が先行

「福岡県だから売れる」と一括りにできないのが実情です。

福岡の空き家買取相場と地価動向

福岡の空き家買取相場と地価動向のイメージ

💡 この章の要点: 福岡市の住宅地地価は+7.0%と大都市トップ級の上昇で、古家付き土地の評価が伸びやすい局面。買取価格は仲介相場の7〜8割が目安だが、斜面・接道・調整区域といった条件しだいで、同じ市内でも査定は大きく割れる。

福岡市の住宅地は+7.0%、大都市トップ級の上昇

国土交通省の令和8年(2026年)地価公示によると、福岡県の住宅地の平均変動率は前年比+3.7%、福岡市に限ると+7.0%です。福岡市は令和6年+9.6%→令和7年+9.0%→令和8年+7.0%と高水準の上昇が続いており、東京23区(+9.0%)に次ぐ大都市トップ級の伸びです。

地価が上がっている局面では、古家付き土地でも土地値ベースの評価が伸びやすく、福岡市とその近郊の物件にとって売却タイミングは追い風です。

買取価格は仲介相場の7〜8割が目安

不動産買取の価格は、仲介で売却した場合の相場の7〜8割程度が一般的な目安です。買取業者が解体費・リフォーム費・再販リスクを負担するためです。

福岡の場合、査定額を大きく左右するのは次の要素です。

査定項目 福岡で特に見られるポイント
立地 福岡市・近郊か、北九州・筑豊・県南か。駅距離・バス便
土地 接道条件、斜面地・階段立地(北九州の門司・八幡など)、擁壁の有無
建物 築年数、腐朽・破損、シロアリ被害、残置物の量
法規制 再建築の可否、市街化調整区域かどうか
費用 解体費(重機が入らない斜面・狭隘道路は割高になりやすい)

同じ県内でも市町村・地区単位で相場観が変わるため、机上の相場観より複数社査定での実額比較が有効です。相場の調べ方の基本は空き家の売却相場の調べ方で解説しています。

福岡県の中古戸建ては実際いくらで取引されているか

国土交通省が公表する不動産取引データから、福岡県の中古戸建て(宅地・土地と建物)の実際の取引価格を集計しました。査定額が妥当かを判断する物差しとして使ってください。

集計対象 件数 価格の中央値 中間50%の価格帯
中古戸建て全体 5916件 2,900万円 1,500万円〜4,100万円
うち築40年以上 1552件 1,000万円 —

取引が多い市区町村(件数上位):

市区町村 件数 中央値
福岡市東区 385件 3,800万円
久留米市 355件 2,400万円
福岡市南区 333件 4,000万円
北九州市八幡西区 306件 2,600万円
北九州市小倉南区 279件 2,400万円

※出典: 国土交通省「不動産情報ライブラリ」取引価格情報(2025年Q2〜2026年Q1、2026-08-04取得)。実際の取引の申告に基づく価格で、公的な相場の目安です。ただし個別の物件条件(立地・接道・建物状態・残置物)で大きく変わるため、売却判断は必ず複数社の査定を並べて行ってください。

買取価格が仲介の想定価格からどう引き算されるか、全国共通の掛け目と速算式は空き家の買取相場で分解しています。買取という売り方そのものの仕組みは空き家買取とはにまとめました。

売る以外の出口(貸す・解体・寄付・国への引き渡し)まで含めて比べたい場合は空き家の処分方法6つの比較で、費用と期限の早見表つきで整理しています。

福岡で査定が大きく割れる5つの物件条件

💡 この章の要点: 福岡の査定で大きな減額要因になるのは斜面・階段立地、再建築不可(接道義務)、シロアリ・腐朽、市街化調整区域・農地隣接、旧産炭地の築古の5つ。いずれも福岡の地形と産業史に根ざした条件で、仲介で売れるかどうかの分かれ目になる。どの条件も、頼むべき相手と最初に伝えるべき情報が決まっている。

福岡で空き家の査定額を分けるのは、建物の見た目より、土地と地域に付いた条件です。北九州の斜面住宅地、古い市街地の狭い路地、筑後平野の農村部。どれも福岡がたどってきた発展の歴史がそのまま残った条件で、査定への効き方も現実的な出口もそれぞれ違います。

斜面・階段立地|北九州の門司・八幡に集中する

北九州市は海と山が近い地形の街です。製鉄と港湾で人口が急増した時代に、平地が足りず山の斜面へ住宅地が広がりました。門司・八幡などに残る階段立地(前面が階段や細い坂道で、車が敷地まで入らない立地)は、その名残です。

  • 査定への効き方: 重機が入らず、解体・改修・残置物撤去が人力頼みで割高になる。その割増し分がそのまま査定から引かれるうえ、日常の買い物や通院にも車が使えないため、住みたい買主自体が少ない
  • 仲介か買取か: 仲介では内覧までたどり着きにくく長期化しやすい。階段立地の取扱実績がある買取業者に、現状のまま引き受けてもらうのが現実的
階段立地で売却の手取りが目減りする流れ

車が敷地まで入らない
 → 解体・撤去が人力+小型運搬になり費用が増える
 → 買取業者はその費用を見込んで査定から差し引く
 → 仲介に出しても買主候補が少なく、時間だけが過ぎやすい

再建築不可・狭隘道路|古い市街地の路地奥に残る

建築基準法では、原則として幅4m以上の道路に2m以上接していない土地に建物を新築できません(接道義務)。北九州や筑豊の古い市街地には、車がすれ違えない狭い道(狭隘道路)沿いや路地奥に、この基準を満たさない敷地が残っています。

斜面地では階段がそのまま「道」になっている一角もあり、階段立地と再建築不可が重なる物件も珍しくありません。

  • 査定への効き方: 建て替えできない前提の値付けになり、買主が住宅ローンを組みにくいため、仲介では買い手が極端に絞られる
  • 仲介か買取か: 再建築不可のままの値段で買い取り、隣地との交渉や再生を自分の手でやれる買取業者への持ち込みが現実的。詳しくは「売りにくい空き家の売却方法」にまとめています

シロアリ・腐朽|温暖多湿の気候で被害が進みやすい

福岡は温暖で湿度の高い気候で、シロアリの活動が活発な地域です。締め切ったままの空き家は床下に湿気がこもり、シロアリと木部の腐朽が進みやすくなります。

  • 査定への効き方: 建物評価が下がるだけでなく、被害が構造部に及んでいると解体前提の査定になる。被害を隠して売ると、引き渡し後に売主の責任(契約不適合責任)を問われるおそれがある
  • 仲介か買取か: 駆除や修繕をしてから仲介で売るより、費用を掛けずに現況のまま買取に出した方が手取りで有利になる場合がある。分かっている被害は正直に伝えたうえで、現況査定を複数社から取る

市街化調整区域・農地隣接|県南・筑後の農村部で査定が伸びない

もともと農村だった集落の家は、都市計画で市街化を抑えると定められた市街化調整区域に入っている場合があります。久留米や筑後の平野部のように、農地と市街地が混在する県南で特に確認が要る条件です。

  • 査定への効き方: 原則として建て替えや用途変更に許可が必要で、買える人・建てられるものが限られるため、市街地と同じ土地値が付きにくい。敷地の一部が農地のままだと、売買に農地法の許可が必要になる場合もある
  • 仲介か買取か: 一般の買主より、調整区域の扱いに慣れた買取業者や、隣接地の所有者(農地なら隣の耕作者)の方が買い手になりやすい。市町村の都市計画の窓口で「調整区域かどうか」を確認し、査定依頼の最初に伝えると話が早い

旧産炭地の築古|筑豊で建物評価が付きにくい

飯塚・田川・直方などの筑豊エリアは、炭鉱で栄えた時代に建った家が多く残る旧産炭地です。閉山後に人口減少と高齢化が先行し、築年の古い家屋の割合が高い地域になっています。

  • 査定への効き方: 建物評価がほぼ付かず、土地値勝負になる。その土地も買主が少ないため、土地の広さ・整形かどうか・幹線道路への近さで査定が決まる
  • 仲介か買取か: 時間をかけられるなら県の空き家バンクに登録して住みたい人を待ち、並行して全国対応の買取業者に査定を取る併用が現実的。どちらか一方に絞ると出口が細くなる

ここまでの5条件を、起きることと現実的な出口で整理します。

条件 何が起きるか 現実的な出口
斜面・階段立地 解体・搬出費の割増しが査定から引かれる 階段立地の実績がある買取業者に現状のまま
再建築不可・狭隘道路 建て替え制限で買主のローンが付きにくい 訳あり対応の買取業者へ
シロアリ・腐朽 建物評価が下がり、解体前提の査定になることも 被害を伝えたうえで現況買取の査定を複数社
市街化調整区域・農地隣接 許可の壁で買主と用途が限られる 調整区域に慣れた業者か隣接地所有者へ
旧産炭地の築古 建物評価が付かず土地値勝負になる 空き家バンクと全国対応買取の併用

福岡県の空き家補助金・支援制度

福岡県の空き家補助金・支援制度のイメージ

💡 この章の要点: 県のワンストップ相談窓口イエカツは無料で使える。市町村では北九州(除却上限30万円・リノベ最大150万円)・久留米(除却上限65万円)・大牟田(除却上限60万円)の補助が手厚い一方、福岡市に一般向けの解体補助はない。いずれも交付決定前に着工すると対象外。

福岡県は県レベルの無料相談窓口が整っており、市町村レベルでは北九州・久留米・大牟田を中心に解体・改修補助が手厚いのが特徴です(いずれも年度・予算・要件の確認が必須です)。

福岡県空き家活用サポートセンター「イエカツ」

福岡県が設置するワンストップ相談窓口です。専門相談員が相談から活用・処分の提案、事業者とのマッチングまで無料で対応します。

  • 場所: 福岡市中央区天神(アクロス福岡3階)
  • 受付: 月〜金曜 9〜17時
  • 電話: 092-726-6210

「売るか・貸すか・壊すか」を決めかねている段階でも相談でき、買取査定と並行して使えます。

県内全域をカバーする2つの空き家バンク

福岡県には県レベルの空き家バンクが2つあり、県内全域をカバーしています。

  • 空き家DE暮らす 福岡県空き家バンク(福岡県宅地建物取引業協会が運営)
  • ラビーネット福岡県空き家バンク(全日本不動産協会 福岡県本部が運営)

時間をかけて住みたい人と出会う仕組みなので、早期の現金化を優先するなら買取との併用が前提です。仕組みの詳細は空き家バンクの使い方を参照してください。

市町村の解体・改修補助の例

自治体 制度 補助内容
北九州市 老朽空き家等除却促進事業 市場流通が困難で危険と判定された空き家の除却費の1/3以内(上限30万円/棟)
北九州市 空き家「リノベーション」促進事業 空き家バンク登録物件等の改修費の1/3(上限100万円。市外からの移住者は50万円加算で最大150万円)
久留米市 老朽危険空家等除却促進事業 除却工事費の1/2(上限65万円、市内業者への発注が要件)。勧告前に解体した場合の跡地固定資産税の減免制度もあり
大牟田市 老朽危険家屋等除却促進事業 除却費の1/2(上限60万円)

なお福岡市には一般向けの解体補助はありません。「地域貢献等空き家活用補助金」(子育て居住型は1/2・上限100万円、地域貢献型は1/2・上限250万円)など活用系の支援が中心で、「市場で売れる物件は市場で」という行政スタンスの表れといえます。

多くの制度は交付決定前の契約・着工が対象外で、予算に達し次第終了します。解体は必ず工事契約前に自治体へ相談してください。全国の制度の探し方は空き家の解体補助金まとめで解説しています。

福岡の主要エリア別に見る空き家の売りやすさ

💡 この章の要点: 同じ福岡県でも、福岡市・近郊は買主の層が厚く仲介と買取を競わせる戦い方ができる。北九州・筑豊・県南は物件条件しだいで買取に寄せる判断が早く出る。分かれ目はエリア・駅距離・平地か斜面か・築年の4つで見当が付く。

地価が上がり続ける福岡市と、政令市で2番目に高い空き家率(2018年調査ベース)を抱える北九州が、同じ県の中に同居しています。自分の物件がどちら側かは、次の4つの軸で見当が付きます。

判断軸 仲介と競わせる側の目安 買取に寄せる側の目安
エリア 福岡市内、春日・大野城・糟屋郡など通勤圏 筑豊、県南の農村部、北九州の郊外
駅距離 徒歩圏、またはバスの本数が多い幹線沿い バス便のみで本数が少ない
地形 平地で、前面道路に車が入る 斜面・階段立地で車が入らない
築年 築40年未満で大きな傷みがない 築40年超、腐朽・シロアリ被害がある

左側が3つ以上なら、仲介との比較で高値を狙う価値があります。右側が2つ以上重なる物件は、時間をかけても買主が現れにくいため、買取での早期売却に軸足を移すのが現実的です。

築40年に線を引くのは、県内の取引データで価格の水準が変わるためです。中古戸建て全体の中央値2,900万円に対し、築40年以上は1,000万円でした(前掲の取引価格データ)。

福岡市・近郊|需要は強い、仲介との比較で高値を狙う

福岡市は住宅地地価+7.0%と需要が過熱気味で、築古でも「古家付き土地」として評価されやすい地域です。春日市・大野城市・糟屋郡など通勤圏の近郊も需要が見込めます。整形地・接道良好なら仲介との比較が基本、狭い道路の奥や変形地など条件が付く場合は買取が目安です。

北九州市|補助は手厚い、斜面か平地かで出口が割れる

北九州市は2018年調査ベースで空き家率15.8%と政令指定都市で2番目に高く、そのぶん除却補助(上限30万円)・リノベ補助(最大150万円)と行政支援が手厚い地域です。同じ市内でも出口は割れます。

  • 平地・駅徒歩圏: 取引データでも八幡西区・小倉南区は県内で取引件数の多い上位に入っており、仲介で競わせる余地がある
  • 門司・八幡などの斜面住宅地: 前章の斜面・階段立地の条件がそのまま当てはまり、買取が目安

筑豊(飯塚・田川・直方など)|間口を広げて出口を確保する

筑豊エリアは高齢化と人口減が先行し、一般の買主が限られる地域です。前章の旧産炭地の築古で見たとおり、県の空き家バンクへの登録と全国対応の買取業者への査定を並行させる併用が現実的です。

県南(久留米・大牟田など)|除却補助が手厚く「更地で売る」も比較を

久留米市は除却補助(上限65万円)に加えて、勧告前に自主解体した場合の跡地固定資産税の減免制度がある点が特徴的です。大牟田市も上限60万円の除却補助を設け、空き家再生に積極的です。判断は2段階で考えます。

  • 傷みが激しい物件: 「補助で解体して更地で売る」と「現況のまま買取」の手取り額を比較してから決める
  • 市街化調整区域・農地隣接に当たる物件: 更地にしても土地の買主が限られるため、解体を決める前に調整区域対応の買取査定を先に取る

福岡の空き家を売る方法|買取と仲介の使い分け

💡 この章の要点: 需要の強い福岡市・近郊の整形地は仲介で買主を競わせ、斜面・再建築不可・調整区域などの条件付きや決着を急ぐ物件は買取で決める。迷うなら両方の査定を取り、手取り額で比較する。

買取が向くケース

  • 斜面・階段立地、再建築不可、市街化調整区域など、前章の5条件のいずれかに当てはまる
  • 残置物が多い、シロアリ・腐朽など建物の傷みが進んでいる
  • 相続人が県外在住で内覧対応・管理ができない
  • 現金化を急ぐ(買取は最短数週間〜1か月程度)

仲介が向くケース

  • 福岡市・近郊など需要の強いエリアの整形地
  • 建物状態が比較的良く、居住用として売れる
  • 福岡市+7.0%の地価上昇を追い風に、3〜6か月以上かけて買主を競わせられる

買取と仲介の詳しい比較は「買取と仲介どちらを選ぶか」、売却手続きの全体像は空き家売却の流れにまとめています。

相続した空き家なら、2027年12月末までの売却で譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例(適用要件あり)も判断材料になります。詳細は相続空き家の3,000万円特別控除を確認してください。

なお、相続税を納めている場合は、納税額の一部を取得費に加算できる「取得費加算の特例」という選択肢もあります(3,000万円控除との併用は不可)。

買取のメリット・デメリットと、契約前に確かめる注意点(減額条項・契約不適合責任の免責・残置物)は空き家買取とは|仕組み・流れ・注意点で全国共通の判断材料として整理しています。

福岡の空き家買取おすすめ業者ランキング7選

💡 この章の要点: 業者ごとに対応できる物件条件(斜面地・再建築不可・残置物・農地隣接)と査定スピードが異なる。1社の査定額で即決せず、複数社の査定と契約条件を並べて比較する。

福岡県内で空き家の買取を検討する際、対応エリア・取り扱える物件状態・査定スピードは業者によって異なります。 ここでは、現状渡しでの買取に強みを持つ業者を中心に特徴と対応範囲をまとめました。 最終的には複数社の査定額と契約条件を比較したうえで判断してください。 各社の免許番号・公表実績・対応エリアの一覧と、査定書を横並びで比べるチェック表は空き家買取業者おすすめランキング(全国版)を参照してください。

おすすめ買取サービス比較一覧
順位サービス対応エリア特徴
🥇アキラッキーイチオシ全国47都道府県全国47都道府県対応の空き家買取専門サービス。他社が断る物件も現状のまま買取詳細
🥈株式会社ウィントランス(空き家パス)全国対応空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可詳細
🥉タウンライフ(空き家対策)全国対応複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス詳細
4株式会社ハウスドゥ全国(FC加盟店経由で対応)全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開詳細
5株式会社AlbaLink(アルバリンク)全国対応訳あり物件専門の全国買取業者。難物件のノウハウが豊富詳細
6株式会社カチタス全国130店舗以上全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記)詳細
7株式会社リプライス全国(都道府県別に再生住宅を展開)カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超詳細

11位:アキラッキー

全国47都道府県対応の空き家買取専門サービス。他社が断る物件も現状のまま買取

  • 残置物・廃屋・倒壊リスク・ゴミ屋敷でも現状渡しOK(撤去・解体費はすべて運営側負担)
  • 再建築不可・借地・底地・共有持分・事故物件・相続未登記まで対応
  • 弁護士・税理士・司法書士の3士業と連携し、相続案件もワンストップ
  • 仲介手数料0円・査定相談無料、契約〜決済まで最短数日
  • 問い合わせは公式サイトのお問い合わせフォームから(電話・メールどちらでも受付)
  • 対応エリア:全国47都道府県
会社名アキラッキー(空き家買取専門サービス)
対応エリア全国47都道府県
対応物件残置物あり・廃屋・ゴミ屋敷・再建築不可・借地・底地・共有持分・事故物件・相続未登記 など
費用仲介手数料0円・査定相談無料(撤去・解体費は運営側負担)
専門家連携弁護士・税理士・司法書士の3士業と連携(相続案件もワンストップ)
買取スピード契約〜決済まで最短数日
問い合わせ公式お問い合わせフォーム(電話・メールどちらでも受付)
公式サイト無料査定・相談はこちら

22位:株式会社ウィントランス(空き家パス)

空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可

  • 残置物・古家・農地隣接物件も現状渡し対応
  • 全国47都道府県の取引実績
  • 立会い不要のリモート完結プランも用意
  • 対応エリア:全国対応
会社名株式会社ウィントランス(空き家パス)
対応エリア全国対応
特徴空き家専門の全国対応買取サービス。残置物そのままで買取相談可

33位:タウンライフ(空き家対策)

複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス

  • 1回の入力で複数の買取・活用業者に相談可能
  • 売却以外(賃貸・リフォーム・解体)の提案も比較できる
  • 全国対応、利用無料
  • 対応エリア:全国対応
会社名タウンライフ(空き家対策)
対応エリア全国対応
特徴複数社の見積もりを一括で取れる空き家マッチングサービス

44位:株式会社ハウスドゥ

全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開

  • FCネットワークでエリアカバレッジが広い
  • 都市部から地方まで査定対応
  • リースバックなど多様な売却プランを比較可
  • 対応エリア:全国(FC加盟店経由で対応)
会社名株式会社ハウスドゥ
対応エリア全国(FC加盟店経由で対応)
特徴全国700店舗超のFCネットワーク、空き家買取サービス「ハウス・リースバック」も展開

55位:株式会社AlbaLink(アルバリンク)

訳あり物件専門の全国買取業者。難物件のノウハウが豊富

  • 再建築不可・私道・接道なし・事故物件などに対応
  • 全国対応のスケールメリット
  • メディア露出による知名度
  • 対応エリア:全国対応
会社名株式会社AlbaLink(アルバリンク)
所在地〒104-0033 東京都中央区新川1丁目2-10 新川むさしやビル2F
対応エリア全国対応(東京支店ほか)
上場・非上場上場
電話番号0120-683-422
営業時間10:00-19:00
地図

66位:株式会社カチタス

全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記)

  • 築年数の古い中古住宅を買い取り、リフォームして再販する事業モデル
  • 査定価格の提示まで最短3日・現金決済まで最短3週間(公式表記)
  • 年間5,000戸以上を販売する全国ネットワーク
  • 対応エリア:全国130店舗以上
会社名株式会社カチタス
対応エリア全国130店舗以上
特徴全国130店舗以上で中古住宅を買い取り再販する大手。買い取り実績8万戸以上(公式表記)
公式サイト公式サイトはこちら

77位:株式会社リプライス

カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超

  • 中古住宅を買い取り、再生して販売する住宅再生事業が主業
  • 北海道から九州まで都道府県別に再生住宅を展開
  • 国土交通大臣免許(4)第7920号・1996年設立
  • 対応エリア:全国(都道府県別に再生住宅を展開)
会社名株式会社リプライス
対応エリア全国(都道府県別に再生住宅を展開)
特徴カチタスグループの買取再販業者。全国で再生住宅を手がけ、累計販売戸数15,000戸超
上場・非上場非上場(親会社カチタスが東証プライム上場)
公式サイト公式サイトはこちら

※掲載順は本記事独自の参考評価であり、業者の優劣を断定するものではありません。実際の査定額・契約条件は物件の状況と各業者の判断により異なります。

近隣の県で空き家を売る場合

福岡に隣り合う県の相場・補助金・対応業者は、次のページで同じ構成で確かめられます。県境をまたいで物件を持っている場合や、隣県の業者にも査定を頼みたい場合の比較用です。

全国共通の買取の仕組みと流れは空き家買取とは|仕組み・流れ・注意点、47都道府県の一覧は同記事の「都道府県別の空き家買取ガイド」にまとめています。

福岡の空き家買取でよくある質問(FAQ)

💡 この章の要点: 福岡で査定を左右しやすい斜面地・シロアリ・調整区域・補助金の疑問に答える。共通する結論は、条件を隠さず最初に伝えて、対応できる業者の査定を複数並べること。

福岡市と北九州市では空き家の売りやすさはどれくらい違いますか?

A. 傾向としてはっきり差があります。福岡市は住宅地地価+7.0%と築古でも土地として買い手が付きやすいのに対し、北九州市は2018年調査ベースで空き家率15.8%と政令市で2番目の高さです。駅近・平地なら仲介、斜面地・階段立地なら買取と、物件条件で売り方を分けるのが現実的です。

北九州の斜面地や筑豊の炭鉱町の古い家でも買い取ってもらえますか?

A. 買取可能なケースはあります。車が入らない階段立地や旧産炭地域の築古住宅は仲介では動きにくい典型ですが、こうした難条件を専門に扱う全国対応の買取業者が存在します。1社に断られても諦めず、複数社に査定を依頼しましょう。

土砂災害警戒区域に入っている斜面地の家でも売れますか?

A. 売れますが、区域の種類で条件が変わります。斜面住宅地の多い北九州や県内の山際では、敷地が土砂災害防止法の区域指定にかかっている物件が珍しくありません。

  • 土砂災害警戒区域(通称イエローゾーン): 建築の制限はないが、売買時には重要事項説明で区域内であることが買主に伝えられるため、査定で考慮されやすい
  • 土砂災害特別警戒区域(通称レッドゾーン): 建て替え時に居室のある建築物への構造規制がかかり、住宅分譲などの開発行為は許可制になる。一般の買主には売りにくく、買取が現実的
  • 確認方法: 指定の有無は県が公表するマップや市町村の窓口で確認でき、査定依頼の最初に伝えると話が早い

区域内でも、現状のまま住み続けることや売ること自体は禁止されていません。条件を承知で引き受ける業者を探すのが出口になります。

シロアリ被害が出ている空き家でも買い取ってもらえますか?

A. 相談可能なケースは多くあります。温暖多湿の福岡はシロアリ被害が進みやすい地域ですが、被害を分かっている範囲で正直に伝えたうえで現況査定を受けるのが基本です。駆除や修繕をしてから売るより、費用を掛けずに買取へ出した方が手取りで有利になる場合もあります。

市街化調整区域にある空き家でも売れますか?

A. 売れる可能性はありますが、買い手が限られます。原則として建て替えや用途変更に許可が必要なため、一般の買主より調整区域の扱いに慣れた買取業者や隣接地の所有者が現実的な相手です。市町村の都市計画の窓口で区域を確認し、査定依頼の最初に伝えてください。

イエカツ(福岡県空き家活用サポートセンター)と買取業者はどう使い分ければいいですか?

A. 方針を決めかねている段階ならイエカツ(092-726-6210、無料)で中立的な整理をしてもらい、「早く手放したい」が固まっているなら買取業者への査定依頼が近道です。両方を並行して進め、提案内容を比較するのも有効です。

久留米や大牟田の傷んだ空き家は、解体してから売るべきですか?

A. 手取り額の比較で決めましょう。久留米市には除却費1/2(上限65万円)と跡地固定資産税の減免、大牟田市には除却費1/2(上限60万円)の補助があり、更地で売る選択肢が取りやすい地域です。ただし交付決定前の着工は対象外なので、「補助を使って更地で売る」と「現況のまま買取」の両方の見積もりを取ってから判断してください。

福岡の空き家は放置しても地価上昇を待てばいいのでは?

A. おすすめしません。上がっているのは主に福岡市とその近郊の地価で、県内全域ではないからです。待っているあいだに次の目減りが進みます。

  • 建物の劣化: 空けたままの木造は傷みが進み、温暖多湿の福岡ではシロアリ被害も進みやすい
  • 保有コスト: 固定資産税と防犯・修繕の管理費は、待つほど積み上がる
  • 特定空家のリスク: 管理不全で勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例が外れる可能性がある(詳細は「特定空家のリスク」)
筑豊の実家の下に昔の炭鉱の坑道があると聞きました。陥没が心配な土地でも売れますか?

A. 売れますが、陥没が起きたときの復旧の申出先が決まっていることを知ったうえで、買主に説明できる状態にしておくのが先です。石炭の採掘跡や坑道のうち地表から深さ50m以内にあるものが崩れて起きる地盤の陥没は「特定鉱害」と呼ばれ、鉱区の種類ごとに申出先が分かれます。

  • 賠償義務者に資力がない鉱区(無資力鉱区): 所有者が市町村を経由して、公益財団法人特定鉱害復旧事業センター(福岡市博多区、092-437-3110)に申し出る。同センターは福岡県内の特定鉱害の復旧事業を行うため経済産業大臣の指定を受けた法人
  • 旧NEDO保有鉱区: 市町村を経由して、JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)に申し出る
  • 鉱業権者に資力がある鉱区: 所有者が直接、鉱業権者に申し出る

たとえば田川市では土木課が申出の窓口で、申出用紙もそこで入手できます。自分の土地がどの鉱区に当たるかは、所在地の市町村に確認してください。

売却の面では、陥没の履歴や復旧工事の有無を隠さず伝えるのが基本です。旧産炭地の築古住宅は仲介で動きにくい類型なので、こうした条件を承知で引き受ける買取業者を含めた複数社で査定を比べましょう。

動くなら早いほうが選択肢が多い

空き家には「特定空家指定で固定資産税が最大6倍」「相続から3年以内の譲渡で3,000万円特別控除」など、期限のある制度が複数あります。 売却を決める前でも、いま無料査定を取っておくだけで判断材料が増えます。

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まとめ|福岡の空き家買取は物件条件とエリア差で決まる

福岡の空き家市場は、データで見るかぎり売り手に有利です。そのうえで、いくらで・どこに売れるかは物件条件とエリアで割れます。

  • 市場環境: 空き家33万5,300戸は全国9位でも、空き家率12.4%は全国40位で2018年から低下。福岡市の住宅地地価は+7.0%と大都市トップ級の上昇が続く
  • 分かれ目は物件条件: 斜面・階段立地、再建築不可、シロアリ・腐朽、市街化調整区域・農地隣接、旧産炭地の築古の5条件で、仲介で競わせるか買取で決めるかが変わる
  • エリアの二極化: 福岡市・近郊は仲介と買取の両にらみ、北九州・筑豊・県南は条件しだいで早めの買取相談が基本
  • 制度: イエカツの無料相談、県の空き家バンク、北九州・久留米・大牟田の除却補助は、売却前(着工前)に確認する

福岡市の住宅地+7.0%と、北九州市の空き家率15.8%(2018年調査)が同じ県内に並ぶのが福岡の市場です。福岡市近郊の家なら仲介で競わせる余地があるうちに、北九州・筑豊・県南の家なら建物の評価がまだ残っているうちに、自分の家がどちら側にあるのかを確かめておいてください。査定は無料で、売却を決めていなくても依頼できます。

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売却するかどうか決める前でも大丈夫です。状況を伝えるだけで、買取可否と概算金額がわかります。査定・相談はすべて無料で、しつこい営業はありません。

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